Sand Bottle – Wave –

” I have a dream in the wave of the offshore. “

沖合で波が崩れていくのを眺めて、”あの波に乗れたら気持ちいいだろうなぁ…“ そんな思いで描いた作品です。
暗闇の中で、波頭が光り幻想的な雰囲気になります。 夜光虫が夜の海で青白い光を放つイメージしました。

全体が青色で描かれています。青はゆったり流れる波のような穏やかさを心にもたらしてくれます。
地球や空、海の青のように、全てがひとつになったような心地よさを与えてくれる色です。

※この作品は光を吸収した、波(飛沫)が、暗闇で優しく光ります。この淡い光があなたの心を優しく包んで、明日への活力になってくれますよう願いをこめて…。

作品サイズ: W35×D80×H155 mm
重   量: 470g
価   格: ¥34,000
制 作 時 間 :4時間

※ クリックすると、作品を360度回転させる画像が開きます。

Sand Bottle?

“『Sand Painting, Sand Bottle』 GlassSandartの原点です。口の小さなボトルに描くには技術がなくて、口の広い「グラス」 に描くことから始めました。そして今、原点に戻ろうかと…。”

「グラスサンドアート」の原点は「Sand Bottle」といいます。
私がアメリカで入手した本によると、発祥はネイティブアメリカンが、白人の落とした薬の小瓶に、砂漠の色違いの砂を詰め込んで模様を描き、販売したことに始まります(諸説あります)。
数百年も前のことです。

その技術が、中南米、中近東に伝わります。極端な地域ですが共通点は砂漠地帯で、色のついた天然の鉱石(砂)が身近で手に入ったことかと思われます。そして昔から変わらないのは、飲み物の瓶、薬の小瓶を利用して、そのボトルの中で絵模様が描かれているということです。

「グラスサンドアート」は、透明な口の広いグラスの中でカラーサンドを積み重ねて、絵や模様を描くサンドアートのことで、「グラスサンドアート」という言葉は、私が作った造語です。

中南米、中近東の職人さんたちのような技術がなく、口の広いグラスだったら絵模様を描けるのではないか?
sandBottle より「グラスサンドアート」の方がなじむのでは?という思いで名付けました。

この「グラスサンドアート」と言う言葉が、一人歩きし出して、少しずつ世間に浸透し世の中に認知されてきていることがとても嬉しいです。

このアートに出会って40数年。
私なりに技術も向上して口の狭い、薬瓶、ウ#スキー瓶などにも作品を描けるようになってきました。
今後は、この口の狭い「薬瓶、ウ#スキー瓶など」を中心に作品作りを考えています。

グラスサンドアートの世界-応用編-

砂をどのように動かしたら形が出来るのか考えながら描く”グラスサンドアート”。
描く方法はひとつではありません。色々工夫してみましょう。

絵模様は足下から描かれていきます。
全体の仕上がりをよくイメージして考えて砂を落とす事が大事です。

砂を積み重ねて描くだけではなく、砂を押し込んで描く、砂を寄せて描くなど、色々工夫をして形を作っていきます。
その方法はひとつだけではなくて、いくつもの枝があります。自分に合った方法を探してみましょう。
今回の動画は、虹、カモメ、猫、キリン、もみの木、垣根(柵)、椰子の木、イルカ など。

虹を描く

今回は虹にチャレンジ。
虹なんて簡単!…?

まず「虹」を描く順序。
好きな色を5色選んでください。
白も、黒もOK!あなたの好きな色を5色ね。
何でその色なの !?は関係なし。
重なる色の順序がとても大事。

さぁ、準備が整ったら重ねてみよう!
あれぇ、どうやって虹のアーチにするの?
って、行き詰まりました。

そのままでは平らな場所に砂が重なるだけできれいな虹になりません。
どうしたらいいでしょうか?

簡単そうで割とむつかしい…。のが、「虹」です。
何が難しいの?
まず虹を作る場合、虹に使う砂を5色選びます。

「?…、何で5色なの?」
「虹は7色だよ!」って、お子様に言われます。

でもでも、5色しか使いません。と言うより、5色が限界に近い?
色を重ねていきますと崖崩れみたいに、グラスの中央に砂が流れてしまいます。
その限界が5色ですね。砂の粒子にもよりますが、5色以上の積み重ねはとても難しくなるということです。

まず、虹の土台になる山を作ります。
その山に沿って好きな色を重ねていくわけです。
砂の厚みが大事。砂を落とすとき砂の量が少なすぎると一番下の色は、砂の重みで消えてしまいます。砂の量が多すぎると不細工な虹になります。
適量の砂を落とすことが虹を描くポイントになります。

つかみ所のない説明で…。

スプーンの使い方

グラスサンドアートで使用する主な道具のひとつにスプーンがあります。
容器の大きさに合わせて、使用するスプーンの大きさも使い分けます。

このスプーンの使い方はとても重要です。
普通、グラスの中で砂を落とす場合、スプーンを傾けて砂をこぼすような感じになると思います。しかしこれではだめなのです。
なぜだめなのか?

絵模様はグラスの壁に沿って描かれていきます。だからできるだけ壁に沿って砂を落とす必要があります。
スプーンを傾けて砂を落とすと、自分の思っている場所に旨く落ちてくれません。
又、落とす砂の量を調整できません。

それではどのようにして砂を落とすといいの?
グラスの壁にドアをノックするようにスプーンをぶつけて砂を落としていきます。
壁にぶつけることで、砂は壁に沿って落ちていきます。砂の量も調整しやすくなります。

強くノックしたり、軽くノックしたり、強弱をつけてノックすることで砂の量を微妙に調整します。

雲を描く

今回は、グラスサンドアートで最も難しい「雲」の描き方です。

簡単そうな「雲」。
左上の写真のような「きんとん雲(悟空が乗っているような)」は、割と簡単に描けます。
ところが右上の写真のような「入道雲」は難易度マックスです。
体験教室で一番リクエストの多いのが、「入道雲を描きたい。」です。
沖縄の夏を描くのには欠かせないですね。
でもね…、「無理!」。

指先の感覚はとても繊細に。絵を描く数時間前は重たいものを持ちたくないですね。
「雲」を描く道具は、ピアノ線の細いもの。砂の抵抗に負けて、「しなる、そして砂をはじく」感じの細さがいいですね。

「雲」を描くには、大胆に、そして繊細にピアノ線で砂を動かすことで、雲のふんわり、もこもこ感をだします。思うような形になるまで何度も、何度も砂を動かします。
でも、それもほどほどに…。(触りすぎるほどに崩れていくから。)
「砂の一粒」が形を変化させてしまいます。

初心者に教えるとき、毎日4,5時間、3週間程「入道雲」だけの練習をします。
それで、どうにか使えるような雲が描けます。
それでも満足のいく雲ではありません。
私にとって、「雲」は絵を描く中で、いちばん楽しくて、難しくて、永遠のテーマーです。

描きたいものを描けない…

いざグラスサンドアートを始めたけど、平面に描く絵模様のように自由に描くことが出来ない。
それもそのはず、さらさらの砂を容器の内壁に沿って、糊も使わず積み重ねて描くわけだから、上手く描けないのは当たり前ですよね。

だから、面白くない? 面白い? 

グラスサンドアートは、考えることから始まります。
勿論、どんなアートも考えることから始めるんだけれど…。
その考えることの一歩踏み込んだ考えることからなんです。

伊江島夕景
伊江島夕景

例えば、「水平線の向こうに島が見え、椰子の木があり、夕日が島影に沈む」、こんな風景を描きたい。
画用紙にクレヨンで、色鉛筆で、絵の具で描くにはそれほど難しいことではないかもしれません。

でも、この作品をグラスサンドアートで描くには、難しい箇所が2カ所あります。
???

砂は一カ所に落とすと山が出来ます。だから島を描くことはそれほど難しいことではありませんよね。海の模様も砂を色違いに重ねていくと模様になります。空の夕焼け模様も砂の積み重ねです。それほど難しいことではありません。

それでは太陽の丸はどうでしょう? 椰子の木の縦の線はどうでしょう?
どのようにして太陽の「丸」を作りますか? 「椰子の木」の縦の線は?
難しいですね! 考えますね~。

砂は一カ所に落とすと山になります。△ですよね。
丸くはなってくれません。そこで初めて道具に頼るわけです。考えるわけです。
椰子の木も同様、考えないと縦の線は生まれません。

グラスサンドアートに使用する道具の中に、「竹串」がありましたね。
この竹串がとても重要な役割を果たします。作品作りの要は「竹串」なのです。
下の動画をご覧いただけたら「竹串」の使い方をご理解できるかと思います。

容器について

”グラスサンドアート” に使う容器は?
まず、「透明であること」。
ガラス製? プラスティック? 
私は、「ガラス」の容器が望ましく思います。

理由は、「容器に強く圧を加えたとき変形しないこと」です。
完成した作品を持ち運びするとき、容器を強く掴むことで、容器がいびつに変化すると中の砂が動いて絵模様が変化してしまいます。

下の写真は、私が作品作りに使用する容器です。
1) ロックグラスは壁が直線に切り立っているので絵模様が作りやすいです。
2) ワイングラスは壁が先細になるので、砂の積み重ねに少し工夫が必要です。
3) バイアル瓶は口が小さい為道具に工夫が必要で、最小限の動きで絵模様を描きます。
4) ガラス花器ボール型は、容器のカーブがきつく、底の部分、上部は絵模様を作りにくいです。
5) フラワーベース円筒は高さがあります。道具の工夫など、技術を要します。

素敵な形の容器を見つけたら創作のイメージが沸いてきますよね。
あなたのイメージを大事にして作品作りに励んで欲しいです

必要な道具は?

グラスサンドアートを始めましょう!
道具はどこで購入するの?
通販で販売している???

中々見つからないですよね~。
やっと興味が出てきたのに…、「やめようか…。」

ちょっと待って!
諦めないでください。

グラスサンドアートの道具は、身の回りにあるキッチン用品で間に合うのですよ!
プラスチックのスプーン、カレー・スプーン、ティー・スプーン、マドラー、竹串、絵筆、等など…。
大工さんや他の職人さんも自分で使う道具は、使いやすいように工夫するでしょ?
グラスサンドアートも同じです。
スプーンを自分で使いやすいように曲げたり、丸い部分を細く叩き潰したり…。

ギターの弦だって使います。
1~6弦、太さの違う弦がとても役に立ちます。

グラスサンドアートを作りたい容器(グラスやボトル)には、どの大きさのスプーンが使いやすいのか色々工夫してみてください。
私は、お味噌汁用の「お玉」を使ったこともあります。

グラスサンドアートは考えて、楽しむことが大事です。あなたの作品作りを楽しんでください。